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性感染症とは?
性感染症(STD)は、主に性的接触によって感染する疾患の総称です。性器同士の接触だけでなく、オーラルセックスでも感染リスクがあります。不妊の原因となるものもあるため、早期の治療が重要です。
当院では、患者様のプライバシーに最大限配慮した診療を行っています。デリケートなお悩みだからこそ、放置せずに早めにご相談ください。
ピンポン感染にご注意ください
性感染症の多くは自覚症状が現れにくく、感染に気づかないまま周囲に感染を広げているケースも少なくありません。治癒後も体は耐性を獲得しないので、正しい予防をせずに性行為を続けると再び感染するリスクがあります。
特にパートナー間で性感染症をうつし合うことを「ピンポン感染」と言い、性感染症治療において注意が必要なポイントの1つです。治療はパートナーと一緒に進めて、双方共にきちんと完治させることが大切です。
主な性感染症
- 梅毒
- クラミジア
- 淋病
- ヘルペス
- トリコモナス
- 尖圭コンジローマ
- 毛じらみ
- B型肝炎・C型肝炎 など
性感染症の主な症状
- 性器周辺のかゆみ・腫れ・できもの
- おりものからの異臭・量が増えた・性状が変わった
- 排尿時の痛み・違和感
- 尿道からの膿
- 口のまわりのできもの など
性感染症の検査と診断
性感染症は以下の方法で検査・診断します。視診で鑑別可能なもの以外は、検査結果が出るまで数日から1週間ほどかかります。ただし症状が強く現れており、迅速な治療が必要と判断した場合は検査結果を待たずに治療を開始することもあります。
視診
患部を直接観察します。尖圭コンジローマやヘルペス、毛じらみなどは視診で鑑別可能なことも多いです。
尿検査
尿を採取して病原体への感染の有無を調べます。クラミジア・淋菌などの検査に用います。
膣分泌液(おりもの)の検査
専用の綿棒で膣を拭い、分泌物を採取します。クラミジア、トリコモナス、HPVなどの鑑別に用います。
喉粘膜の検査
綿棒やうがい液を用いて喉の粘膜を採取します。咽頭クラミジアや咽頭淋病などの鑑別に用います。
検査費用
内容 | 費用(税込) |
---|---|
性病検査(A) クラミジア・淋病・尖圭コンジローマ・トリコモナス・性器ヘルペス |
8,800円 |
性病検査(B) HIV・梅毒 |
2,200円 |
性感染症の治療
性感染症は基本的に内服薬、軟膏、膣錠などを用いた薬物療法で治療します。自己判断で使用を止めると再発のリスクがありますので、医師の指示に従って完治するまで続けることが大切です。
性感染症の予防
コンドームの正しい使用
コンドームの使用は、避妊と性感染症予防では最も基本的な方法です。性行為の際は正しく装着しましょう。
なお、ピルには高い避妊効果がありますが、性感染症は防げないことに注意が必要です。ピルを服用していても、性感染症の予防はきちんと行いましょう。
コンドームの正しい装着方法についてはこちら
定期的な検査
定期的な検査で感染の有無を確認しましょう。感染の可能性がある行為を行った、新たな性的関係を持った、などの場合には検査を検討するとよいでしょう。
性行為を避ける
性感染症は粘膜感染を起こすため、オーラルセックスでも感染します。コンドームでは防げない場合もありますので、性感染症が疑われる症状がある時は性行為を避け、早めに医師へ相談しましょう。