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月経前症候群(PMS)とは?
月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)は、生理前に現れる様々な身体・精神症状を指します。症状や程度には個人差が大きいため一概には言えませんが、症状がひどい方では日常生活に支障を来す場合もあります。
一般的に生理が始まると症状が軽快しますが、生理中にも症状が続く、あるいは悪化する場合は月経困難症の可能性も考えられます。いずれの場合でも適切な治療で症状の改善が見込めますので、生理に関わる諸症状にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
月経前症候群の主な症状
身体症状
- 乳房の張り
- 下腹部痛・腰痛
- 頭痛
- むくみ
- 倦怠感
- 肌荒れ
- 便秘 など
精神症状
- 憂うつ
- イライラ
- 不安感
- 集中力の低下
- 不眠
- 情緒不安定 など
月経前症候群の原因
排卵期のホルモンバランスの変化により自律神経が乱れることで、PMSの諸症状が誘発されると考えられています。また生活習慣の影響も少なからずあり、特に栄養不足や疲労・ストレス、冷え、血流の乱れなどは症状を悪化させる要因となります。
月経前症候群の治療
PMSの症状は多岐にわたる上、患者様ごとの個人差も極めて大きいのが特徴です。治療では患者様の症状や体質、生活習慣などを考慮して、お一人おひとりに合った方法をご提案いたします。
生活習慣の改善
規則正しい生活習慣がPMSの症状緩和に役立ちます。バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理、十分な睡眠、禁煙・節酒などを心がけましょう。
マッサージ・リラクゼーション
マッサージやリラクゼーションで血流を改善することで、症状が和らぐこともあります。ストレス緩和にも効果的ですので、セルフケアやサロンでの施術などご自身に合った方法を試してみてください。
薬物療法
セルフケアで十分な効果が得られない場合や、重症の場合には薬物療法を行います。症状に合わせて低用量ピル、抗うつ剤、安定剤などを使用します。
漢方薬
症状に合わせた漢方薬で症状を改善します。クリニックでの漢方治療は、保険適用が可能で症状に特化した処方ができるというメリットがあります。
当院でも漢方治療を行っていますので、ご興味のある方はお気軽にお尋ねください。