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院長インタビュー
それぞれのライフステージに合わせたケア
アットホームな女性のためのクリニック
リニューアルの経緯は?
当院は、いわいレディースクリニックを継承する形で2024年に「まさこ女性クリニック」としてリニューアルオープンいたしました。名称こそ変わりましたが、前院長の岩井敏子先生から引き継いだ地域密着型の婦人科医療を提供し続けていくつもりです。
若い方からご年配の方まで幅広い層の女性に寄り添い、それぞれのライフステージに合わせたケアをご提供させていただきます。皆様の身近な婦人科として気軽に相談できる場所を目指していますので、どんなことでもお気軽にご相談いただければと思います。
診療の特徴は?
私が産婦人科医を志したのは、医学部の臨床実習で産婦人科を回った際に、同じ女性として患者さんの悩みに共感したことがきっかけです。女性特有のお悩みはなかなか周囲に相談しにくく、病院へかかるのにも勇気が要ると思います。だからこそアットホームな雰囲気を大切にして、リラックスしてご相談いただけるように心がけております。
まずはお悩みに耳を傾けて、そして同じ女性として共感すること。その上で専門家としての知識と経験を活かし、最適な治療方法をご提案いたします。各種婦人科疾患をはじめ、不妊治療や乳がん検診など幅広く対応可能ですので、すべての女性のかかりつけ医として患者様の心身に寄り添った診療を行ってまいります。
生殖補助医療の専門知識を活かした診療
妊娠・出産への不安に心から寄り添う
クリニックならではの強みは?
私は生殖補助医療の専門医資格を持っており、様々な医療機関で長く不妊治療に携わってきました。身近なクリニックで専門医への不妊相談ができることは強みの1つだと思っています。当院では、初期検査から人工授精まで、不妊症に対する幅広い検査・治療を行っており、必要に応じて専門施設へのご紹介も行います。まずはお気軽にご相談いただければと思います。
またマンモグラフィとエコーを完備していますので、乳がん検診が可能である点も特徴でしょうか。一般的に乳がん検診は乳腺外科などで行うことが多いのですが、当院では婦人科診療と乳がん検診が院内で完結できます。受診にかかる手間を省けますので、こちらもぜひご活用ください。
専門である不妊治療に関しては?
不妊治療はいわいレディースクリニックの頃から力を入れておりましたので、不妊治療を希望される方のご相談も多いです。ホルモン検査、子宮卵管造影、精液検査、AMHなどほとんどの初期検査に対応可能です。
不妊治療はパートナーとの二人三脚で進めていく必要がありますので、当院では男性患者様の受診も可能です。特に保険適用による不妊治療はパートナーと一緒の受診が原則となっておりますので、ご相談の際はできるだけ二人でお越しいただくことをお勧めします。
妊婦健診や里帰り分娩への対応は?
いわいレディースクリニック時代のつながりを活かして、北野病院をはじめとした近隣医療機関との緊密な医療連携を行っています。当院での定期的な妊婦健診実施のほか、必要に応じて病院での検査や診察を受けていただける体制を整えております。
私自身も出産経験があり、出産を控えた方の不安なお気持ちはよく分かります。万が一、当院の診療時間外や休日に体調が急変された場合でも、近隣病院での受け入れ体制が整っているので安心して出産に臨んでいただけるかと思います。医師と母親、両方の視点で患者様に寄り添いますので、不安なことがあれば何でもご遠慮なくお話しください。
同じ女性だからこそ分かるつらさ
年齢特有の症状やお悩みにも親身に対応
よくあるご相談は?
特に多いのが更年期障害に関するご相談ですね。ホットフラッシュやイライラ、不眠などの症状で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。私自身も更年期の年代ですので、同じ女性としてそのつらさは身をもって体感しているところです。患者様から寄せられる更年期のお悩みに関しても、医者というより女性として大いに共感しています。
だからこそ私の実体験も交えながら患者様の症状や気持ちに寄り添い、お悩みを解決してさしあげたいと心から思っております。お話しいただくだけで楽になる部分もあるかと思いますので、同年代とおしゃべりするくらいの気軽な気持ちでお越しください。
比較的若い世代からのお悩みは?
思春期の患者様からは、生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)などのお悩みが寄せられます。最近は初潮年齢が早まっている傾向にありますので、お母様と一緒に「これは病気じゃないですか?」と不安を抱えてご来院される方も多いですね。部活動や合宿など、学校生活への影響を心配されるケースも少なくありません。
こうしたお悩みにも、お一人おひとりの状況をよくお伺いした上で適切な治療方法をご提案いたします。若いうちからのピル服用に抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますので、お薬に関する不安へもしっかりと寄り添います。思春期はデリケートな時期ですが、一人で悩まずに親御様と一緒にご相談にいらしてください。
医師として、女性として、母として
「相談してよかった」と思ってもらえるような診療を
サイトをご覧の方へメッセージをお願いします
私自身、女性として妊娠・出産を経験し、更年期の症状に悩まされたこともあります。だからこそ目の前の患者様が抱えるお悩みや不安に、共感を持って向き合うことができると思っています。
婦人科のお悩みはデリケートな問題が多く、なかなか人には相談しづらいものです。だからこそ当院では、ざっくばらんに何でもお話しいただける気軽な雰囲気を大切にしています。「ここに来てよかった」「相談してよかった」と思っていただけるように、誠心誠意、診療に取り組んでまいります。どんなお悩みも決してお一人で抱え込まずに、まずは当院へご相談ください。